以前金田一少年に登場する高遠さんの魅力を情熱のまま書き綴ったところ、予想以上にその記事のアクセスが多く、やはり高遠さんはイケメンだったと改めて確信しました(笑)
金田一少年自体は20周年を迎える程昔からある漫画だけど、その面白さからスピンオフや続編など色々出てるのよね。
その中でもただ今ドはまり中なのが金田一少年の事件簿外伝「犯人たちの事件簿」です！
今日は犯人たちの事件簿＆元の事件の感想を語っていきたいと思います♪
そうそう、漫画を読んでから気づいたんだけど、「犯人たちの事件簿」はマガジンポケットっていうアプリで毎週連載してて無料で読めるみたい！！
各話毎無料で公開する期間は決まってるから、早めにチェックしてみてね！
……買う前に気づけばよかったぁ(;´д｀)トホホ
しかも私の好きな「トモダチゲーム」もあったし、本当早くマガジンポケットに気づけばよかった……！！
もくじ
犯人たちの事件簿 あらすじ
やめろ金田一！ みんなの前で俺のトリック暴かないでくれ…！！ ＳＮＳで大反響！ 金田一少年に謎を全て解かれた“犯人視点”スピンオフ！ 第１巻は、オペラ座館殺人事件、学園七不思議殺人事件、蝋人形城殺人事件、秘宝島殺人事件、そして制作舞台裏を初めて明かす特別描き下ろし『外伝煩悩シアター』を収録！
引用元 Amazon商品紹介ページより
ということでね、タイトル通り事件を起こした犯人側の視点で物語が進んでるんですよ。
金田一といえば1つの事件につき漫画1.5冊分くらい使うけど、凄いショートカットされてるから1冊で3つの事件が読めます(笑)
あ、一応言っておくけど犯人側からの話だから、本家金田一の犯人(黒い人)じゃなくてもろそのキャラで出てる盛大なネタバレだからね！
犯人たちの悲喜こもごもが面白い
犯人側から見ると、あれだけシリアスな金田一もこんなにギャグになるのか！？ってすごく面白かったです。
トリックを遂行するために水面下で焦ったり悩んだり成功してほくそ笑んだし、事件に驚くふりが上手に出来たのを決まって「自分の才能が恐ろしい」なんて自画自賛したり(笑)
あ～それ分かる分かる！
って感じでさくっと読み進められます。
特にトリックの遂行なんて命がけの場面もあるし、トリックの遂行シーンは本家金田一では金田一の推理の回想でワンシーンでてくるだけだからさ、
となります。
そういえば本家金田一でも犯人側から物語が進むお話があったけど、確かにギャグだったな(笑)
しかし剣持のおっさんの食べた肉は美味しそうだった。
ちなみにこの表紙から分かるけど、絵も金田一初期の頃にそっくりに描かれてるので懐かしし違和感がないんですよね～♪
描いてるのはさとうふみやさんではないんですが、すごくそっくりに描いてくれてます。
コナン特別編みたいにアシさんが描いたかと思ったくらい！
そういえばコナンも犯人がメインのお話が出たんだよね。
そっちも気になるな～
犯人たちの事件簿も元になった事件簿を振り返る
せっかくなので犯人たちの事件簿の元になった事件簿の感想も書きたいと思います！
犯人たちの事件簿は1巻、2巻と出ているので、その順にまとめるね。
どれもネタバレ注意です。
記念すべきファーストケース「オペラ座館殺人事件」
犯人たちの事件簿でも初めての事件は金田一最初の事件オペラ座館殺人事件でしたね。
孤島で起こるかのオペラ座の怪人に見立てた事件！
めっちゃ金田一耕助の世界観が溢れてましたね～。
そして剣持のおっさんが嫌な人だったね(笑)
金田一シリーズではオペラ座館での事件が3つあるけど、どれも犯人ファントムの狂おしい切なさが好きさ！
「 学園七不思議殺人事件」
どうしてか犯人の的場先生より真壁先輩のが印象に残る事件だった(笑)
真壁先輩はこの事件の後もちょくちょく出てくるけど、金田一では珍しく被害者にも犯人にもならないのに登場シーンの多い稀有な人物だと思う。
漫画もドラマも面白かった！「蝋人形城殺人事件」
蠟人形城殺人事件はかの有名な3億円強盗事件を絡ませながら描いてある作品。
そして金田一の中で唯一明智警視の寝顔と写真だけど明智警視の父親の姿が拝めるファンサービス回！
ちょっと記憶が曖昧だけど、明智さんの子供の時の描写もあったような……
でね、犯人カホルさんが最後のお城に火を放って「無事に脱出してみなさい！」って言いながら最後を遂げるんだけど、そこに出てくるマリアさんが皆をお城の中でも火事に耐えられる場所に案内してくれるんだよね。
その場所はそのお城のかつての持ち主であるフリードリヒ家のお嬢様(お姫様)の肖像画が飾られている場所なんだけど、その肖像画はマリアさんにそっくり！
そしてマリアさんの名字もフリードリヒなんだよね。
確か作品内で「先祖がこのお城の持ち主だった」って推測されていたし、その肖像画にたどり着いたときに「フリードリヒ家に代々伝わる」って言ってたけれど、マリア・フリードリヒという監察医は存在しない。
その肖像画に描かれたエリザベート・フリードリヒはこれまた猟奇事件（吸血鬼伝説のエリザベート・バートリの事件を真似ています）を起こしている。
マリアさんの正体はまさか……吸血鬼！？という一抹の謎を残して事件が解決しますが、こういう最後にちょっとした謎が残っているのが日本のホラーのようですごく好き♪
明智さんのお父さんが長年追いかけていた3億円強盗事件の謎も解けたしね。
そして昔々、堂本剛くんが金田一少年を演じていた元祖ドラマでもこの蠟人形館殺人事件をやっていたんだけど、漫画とは流れが違ったんだよ。
なぜか残りの1人が生き残ったままカホルさんが自分の幕を閉じてしまい、「俺は生き残ったぜーHAHAHA」と高笑いをする生き残り男性の確か坂東。
と思っていたのもつかの間、マリアさんの目が赤く光ったかと思うと塔の上に飾られていた十字架が高笑いをする坂東目掛けて落ちる！というこれまたホラー展開！
多分ドラマを見てから20年近く経ってると思うんだけど忘れられないシーン。
初の暗号解読！「秘宝島殺人事件」
秘宝島殺人事件は金田一少年で初めての暗号を解読してお宝をＧＥＴする話だったよね。
金田一少年は色々な島やら村やらに行くけど、名前がもじってあるのが面白いよね。
秘宝島は元々悲報島だったし。
にしても碧さんの正体が美少年だったとはなぁ。
そして男だとバレてからは作画も男っぽくなるというか、男に見えるから不思議！
暗号を解いて無事？財宝を発見するけど結局島の守り神である山童に守られているお宝には手が出せないんだよね～。
そしてこれ以降金田一はお宝を発見しても自分でGET出来ない呪いに掛かるのである(笑)
ところで茅さんの箱の中身は何！？
トリックに命を懸けた「雪夜叉伝説殺人事件」
綾辻さん作氷橋は金田一史上№1に匹敵する根性で作り上げたトリックだと思うんだ。
本編では「ほー」で終わった氷橋だけど、犯人たちの事件簿読んでたらプロジェクトXの地上の星流れたわ(笑)
ナレーターは勿論トモロヲさんだよ！
タイムキーパー筋凄いよ！
「氷橋作りやってみた」でYouTubeやったら結構人気になるんじゃないとか思っちゃったよ。
……あれ、何だか本編の感想ちっとも書いてない！
あれだ、雪夜叉伝説殺人事件は明智さん初登場の事件だったよね。
本当金田一のメインキャラクターの初登場って性格悪いってな。
切ない兄妹愛！「タロット山荘殺人事件」
この事件は事件うんぬんより小室さんと玲香ちゃんのラストシーン「お兄……ちゃ」に涙！
金田一って本当最後に泣かせるシーン多いよね。
一番泣いたのは飛騨からくり屋敷の最期のシーンかな。
お父さんが実は誘拐犯で実のお父さんを手に掛けた犯人で、生き別れの兄が体を張って自分を守るために罪を犯したなんて気が狂いそうだけど、小室さんが助けてくれたおかげで玲香ちゃんは今日もトップアイドルとして頑張ってますね。
しかしタロットカードの上下かぁ。
意外に明智さんも反対にやったりして(笑)
ジェイソンとタイタニックが合体！「悲恋湖伝説殺人事件」
美味しい誘いに乗って出かけた先で事件が起こる金田一定番の展開。
しかし殺された恋人（緊急避難だから殺意があったわけじゃないが、だからこそなおさら切ないよね）の復讐の為だったけど、結局関係ない人だけ手に掛けていたのが何とも言えない。
事件解決の為に誰の命も奪わないで犯人を説得して見せた金田一は確かに正義の味方だった。
ラストに美雪ちゃんが
の問いかけに
と言ったのもさすがIQ180の天才児ですな。
さり気なくこういうこと言えるからあー見えてモテ男なんだよ！
ちなみにカルネアデスの板とは
舞台は紀元前2世紀のギリシア。一隻の船が難破し、乗組員は全員海に投げ出された。一人の男が命からがら、壊れた船の板切れにすがりついた。するとそこへもう一人、同じ板につかまろうとする者が現れた。しかし、二人がつかまれば板そのものが沈んでしまうと考えた男は、後から来た者を突き飛ばして水死させてしまった。その後、救助された男は殺人の罪で裁判にかけられたが、罪に問われなかった。
引用元 wikipedia
緊急避難の例えによく使われるけれど、今回の事件の元となった遠野さんの恋人の事故そのまんまだね。
ちなみにここではいつきさんが初登場！
やっぱり最初は嫌な男だった
犯人たちの事件簿を無料で読むならマガジンポケットがおすすめ！
「どんなもんなのかさわりだけでも読みたい！」
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全部一気に読みたいならやっぱり買っちゃおう！
マガジンポケットは週刊連載してるから1話ごと連載を待って読み進めなきゃだけど、とにかく全部読みたい！って時はやっぱり単行本を買うのが一番♪
犯人たちの事件簿は現在2巻まで出てるけど、どれも笑いました(笑)
でね、犯人たちの事件簿は決まって最後に犯人へのインタビューがあるのよ。
その中で
「金田一に勝つ犯人が現れたら、嬉しいような悔しいような」
ってのが印象深い台詞でした。
では、今日もブログに遊びに来てくれてありがとう♪
ばいばーい！
